ぐらもくらぶ 公式ブログ

ぐらもくらぶ 公式ブログ(イベント・出演情報・ぐらもくらぶ関連新譜CD情報・SPレコード・蓄音機で聞く78回転SP盤の昭和歌謡・流行歌などの話題が中心です)

ぐらもくらぶ公式ブログへようこそ!(イベント・出演情報・ぐらもくらぶ関連新譜CD・SPレコード・蓄音機で聞く78回転SP盤の昭和歌謡・流行歌などの話題が中心です

11月24日】 貴志康一作品 ヴァイオリン曲コンサート開催

またも告知が遅くなりましたが、ぐらもくらぶとしては初めての試みとなるクラシックコンサートです。

 

ぐらもくらぶ=クラシックと来たら「貴志康一」と来る貴方はもう相当なファンです。

11月5日の赤坂Bフラットと併せて戦前の音楽世界の立体化公演と言う触れ込みです。

平日の夜のお仕事帰りに是非お立ち寄りくださいませ!

f:id:gramoclub78:20211022200708j:plain

戦前期に活躍した日本人作曲家によるクラシック演奏会
錦秋を飾る貴志康一の夕べ

f:id:gramoclub78:20211105015803j:plain

f:id:gramoclub78:20211105015824j:plain

 

東京の貴志康一ファンに贈る珠玉のヴァイオリン曲集!
竹取物語」に代表されるヴァイオリン曲6曲に、難曲として知られる「ヴァイオリン・ソナタ」をチョイスしました。
先ほど母校の甲南学園で出版された最終校訂版を使用。20代の若き貴志が挑んだ唯一のソナタが聴ける機会は極めてレアです。

 

作曲:貴志康一(1909~1937)
演奏作品:『ヴァイオリン・ソナタ』『月』『龍』『花見』『漁師の唄』『竹取物語』『水夫の歌』
演奏:ヴァイオリン・水野佐知香、ピアノ・安嶋健太郎
解説:毛利眞人(音楽評論家・評伝『貴志康一 永遠の青年音楽家』)

 

開催日時:2021年11月24日
開場:18時30分、開演19時
場所:紀尾井町サロンホール(東京都千代田区紀尾井町3-29紀尾井町アークビル1F)
入場料:3,500円・自由席(前売・当日券とも)
※撮影と録音がございます事をご了承くださいませ。

 

★前売り券はチケット・ぴあにて好評発売中!!!(10月26日発売開始)
公演タイトル:錦秋を飾る貴志康一の夕べ
Pコード:206600 興行コード:2130527
http://ticket.pia.jp/pia/event.ds?eventCd=2130527
前売り券・イベント詳細は『ぐらもくらぶ 公式ブログ』をご参照ください。
https://gramoclub78.hatenablog.com/
お問い合わせ先:ぐらもくらぶ メール:gramoclub78@gmail.com
⽂化庁「ARTS for the future!」補助対象事業

 

◆作曲者プロフィール
貴志康一(作曲家)
1909年大阪府吹田市に生まれる。幼少時は大阪で過ごし、1919年、阪神間の芦屋浜に転居した。はじめは画家を目指していたが、芦屋に移ってからヴァイオリニストになる夢を持ちミハエル・ヴェクスラーに師事した。1926年、甲南高等学校高等科を中退し17歳で単身ジュネーヴ音楽院に留学。同校でプルミエ・プリを得て1928年からベルリン音楽大学で学んだ。1929年秋に一時帰国した貴志はヴァイオリニストとしてデビューした。このとき高価なストラディヴァリウスを携えてきたことで話題を呼ぶ。その後、第2期(1930〜31)、第3期(1932〜35)ベルリン留学の間に貴志の活動は映画製作と作曲に移り変わった。第3期ベルリン滞在時は音楽を担当したウーファ文化短編映画「鏡」「春」が公開されたほか、1934年3月29日に開催された「日本の夕べ」で自らウーファ交響楽団を指揮して「ヴァイオリン協奏曲」「日本組曲」などを発表し、華々しく作曲家・指揮者デビューをした。同年11月18日にはベルリン・フィルハーモニー管絃楽団に客演指揮し、交響曲仏陀の生涯」と歌曲群を発表したのである。1935年5月に帰国し、新進指揮者として期待されるも1937年11月17日、28歳で没した。今夜演奏されるヴァイオリン曲の全てを含む貴志の作曲作品は、第3期ベルリン時代に作られた。

 

◆出演者プロフィール

水野佐知香(ヴァイオリン)
4才よりヴァイオリンを鈴木メソッドで始める。愛知県立明和高等学校音楽科、東京藝術大学卒業。故近藤富雄、土方恭之、海野義雄氏の各氏に師事。日本音楽コンクール、東京国際音楽コンクール室内楽部門優勝、ヴィエニアフスキ国際コンクール入賞。学生時代よりコンサート活動を始め、国内外のオーケストラとの共演、リサイタル、室内楽、ゲストコンサートマスター、コンサートの企画、音楽祭出演等の他、フランス、アメリカ、台湾、中国、ドイツなど国内外でマスタークラスの講師として招聘され好評を得ている。2013年、2016年にウクライナで開催されたオレグ・クリサ国際ヴァイオリンコンクールなど、国内外のコンクールの審査員も務める。教育者としての信頼も厚く多くの逸材を輩出している。新作初演も多く、オレグ・クリサ氏とのバッハの2つのヴァイオリンのための協奏曲のCDは、レコード芸術などで絶賛された。琴とハープ、電子オルガンとマリンバとのコラボレーションのCDもなど、多くのCDをリリース。玉木宏樹氏作編曲作品の校訂、監修を手がけた楽譜「ヴァイオリンデュオで楽しむヴァイオリン名曲集」は、出版されて20年経った今も皆様に愛されている。
ベートーヴェンソナタ全曲演奏会を東京と大阪で開催など多くのコンサートに出演。
現在、洗足学園音楽大学客員教授武蔵野音楽大学講師。ヴィルトゥオーゾ横浜代表。横浜音楽文化協会会長。NPO法人純正律音楽研究会代表。2012年度横浜文化賞。2014年度愛知県芸術文化選奨文化賞受賞。

 

安嶋健太郎(ピアノ)

東京音楽大学卒業、及び同大学研究生修了。在学中から多くのコンクールで入賞・入選を果たし、1998年にデビューリサイタルを開催。その後は国際音楽祭への出演を含め、多くの国内外の演奏家とも共演し、室内楽や伴奏においても高い評価を得ている。2008年には室内楽や協奏曲を含めた「デビュー10周年記念演奏会」、2013年にはベートーヴェンの3大ソナタ(悲愴、月光、熱情)を中心とした「デビュー15周年記念演奏会」を開催し、専門誌上でも好評を博した。2017年には中村栄宏氏とのデュオアルバム「夜明けの詩」をリリース。リコーダーとピアノによるCDとしては異例とも言えるセールスを記録した。コンクール審査や専門家を志す学生を対象にしたマスタークラスなども行っており、門下生からは多くのコンクール入賞者、音楽大学合格者を輩出している。


現在までに長みさ、三浦捷子、大高智子、津田真理の各氏に師事。洗足学園音楽大学、及び大学院講師。一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)正会員。公益財団法人ピアノ教育連盟会員。

 

毛利眞人(解説・音楽評論家)

1972年岐阜出身。大阪芸術大学を中退後、中古レコード店勤務を経て1995年より北海道新冠町立レ・コード館設立に協力した。同年より甲南学園貴志康一記念室に通い、楽譜、書簡を含む資料整理を手弁当で行ないつつ年譜を作成した。「ヴァイオリン・ソナタ」はその過程で毛利が発見した楽譜である。2000年度には甲南学園の依頼で貴志記念室の資料整理を一年間行なった。2001年より10年間、NHKラジオ深夜便SPレコードの紹介番組を持つ。その間、2006年に初の単著『貴志康一 永遠の青年音楽家』(国書刊行会)を上梓した。2019年10月、ボン大学に於いてSPレコードの分類活用に関するワークショップと講演を行なう。2021年11月現在ボン大学片岡プロジェクトと早稲田大学演劇博物館の招聘研究員。単著に『ニッポン・スウィングタイム』(講談社 2010)『ニッポン エロ・グロ・ナンセンス 昭和モダン歌謡の光と影』(講談社 2016)などがある。著作、講演のほか、SP盤復刻CDの監修を手がけている。

 

 

 

 

大名古屋クラシック

大名古屋クラシック

  • アーティスト:V.A.
  • ぐらもくらぶ
Amazon

 

大土蔵録音2020

大土蔵録音2020

Amazon